私が国際結婚で苦労した4つのこと!後悔しないために重要なことは?

国際結婚って大変だし、苦労しそうね…後悔していない?

国際結婚は本当に苦労するのか?

MAKO
はい、大変ですよ(笑

色々な方からよく聞かれるのが、『国際結婚って大変でしょ?』ということです。

日本人との結婚も、国際結婚も、両方経験した私の個人的な意見ですが、『国際結婚の方がいろいろと大変だなぁ』と感じています。

国際結婚をする前から、苦労すると分かっていたこともあれば、国際結婚して初めて分かった大変な部分もありますね。

また、一般的に広く認知されている苦労もあれば、その場面になってみないとわからない苦労もありました。

日本人
国際結婚で後悔したくないから、苦労する部分を教えてほしいな!

この記事では、これから国際結婚をする方向けに、国際結婚で苦労するであろう部分を、4つの観点からお伝えしていきます。

この記事でお伝えしたいこと

◆ 国際結婚をして、日常生活で苦労することは?

◆ 国際結婚をして、金銭面で苦労することは?

◆ 国際結婚をして、夫婦関係で苦労することは?

◆ 国際結婚をして、人間関係で苦労することは?

国際結婚は、日本人同士との結婚よりも困難な分、国際結婚を後悔する人も少なくありません。

しかし、国際結婚は、日本人同士の結婚では味わえないような、素晴らしい経験ができることも事実です。

事前に国際結婚の苦労を知っておき、事前に苦労の芽を摘んでおくことで、国際結婚を後悔せず、素晴らしい結婚生活を送れるようになるはずですよ。

KEY
ぜひ最後までお付き合いくださいネ♪
5秒でわかるページ概要

1.国際結婚して、日常の生活で苦労すること

国際結婚して、日常の生活で苦労すること

MAKO
国際結婚ならではの、日常生活で苦労するポイントを、3つお伝えします!

(1)行政手続きが多い

国際結婚して、日常の生活で苦労することは、行政手続きが多いこと

一つ目のポイントは、行政手続きの多さでしょう。

国際結婚をすると、日本人同士の結婚に比べて、行わなければいけない行政手続きが格段に多くなりますね。

たとえば在留資格(いわゆるビザ)関連の手続きは、日本人同士の結婚ではゼロ! 外国人ならではの行政手続きになります。

他にも、婚姻手続きは日本だけでなく、相手国でもしなければいけないとか、(必須ではありませんが)通称名の登録をどうするのかなど、国際結婚ならではの行政手続きは非常に多いのです。

初めての手続きばかりですから、戸惑ってしまうことも多いでしょう。

国際結婚に必要なビザの知識をまとめました!

https://kokusaikekkon7.com/what_status_of_residence/

国際結婚での婚姻手続きについて、まとめた記事です。

https://kokusaikekkon7.com/marriage_things_to_do/

通称名の登録については、こちらの記事を参照にしてください!

https://kokusaikekkon7.com/procedure_tushomei/

(2)法律の知識が必要不可欠

国際結婚して、日常の生活で苦労することは、法律の知識が必要不可欠なこと

国際結婚では行政手続きが多い、ということを紹介したのですが、ここには色々な法律の知識が必要になります。

MAKO
お互いの国で婚姻届を提出しなければいけない!ということを知らなければ、そもそも手続きすらできませんよね?
日本人
なるほど…たしかにその通りですね。

国際結婚の場合には、『●●しなければダメ!』なんて、だ~れも教えてくれません。意外と市区町村役場の方も、詳しいことを知らなかったりします(笑

国際結婚をするのであれば、最低限の法律の勉強は必要になると思いますよ!

次の2つの法律については、簡単に内容を見ておいたほうが良いでしょう。

入管法を学ぶと、外国人パートナーの在留資格に関する知識を習熟できます。

国籍法を学ぶと、お子さんの国籍に関する知識を学ぶことができます。

MAKO
ぜんぶをしっかり見るのではなく、サーッっと流し読みするだけで大丈夫です。
KEY
本当に必要な時に、『どこに』『なにが』書いてあったのかを思い出せれば十分ですネ♪

(3)日常言語をどうするのか?

国際結婚して、日常の生活で苦労することは、使用する言語をどうするのかということ

国際結婚をする上で、言語の問題は避けて通ることができません。

  • 夫婦間の会話は、どの言語で行うのが良いのか?
  • 子供との会話は、どの言語で行うべきなのか?
  • パートナーの日本語力向上のためには、どうすれば良いのか?

日本で生活するうえでは、日本語がベースになると思いますが、将来を考えると、パートナーの国で話されている言語も使えるようになる必要があります。

海外移住の可能性もありますし、パートナーの親族とのコミュニケーションを図るためにも、外国語を勉強した方がベターでしょう。

KEY
国際結婚すると、法律と言語の勉強が必要になるんですネ!

国際結婚の言語問題について、まとめた記事になります。

https://kokusaikekkon7.com/nece_fl/

外国人の日本語力について、こちらの記事で紹介しています。

https://kokusaikekkon7.com/jp_language_proficiency/

2.国際結婚して、金銭面で苦労すること

国際結婚して、金銭面で苦労すること

MAKO
ここでは、国際結婚で問題になりやすい、金銭面での苦労を3つお伝えします。

(1)婚姻関連では、とにかくお金がかかる

国際結婚して、金銭面で苦労することは、結婚関連費用でかなりの資金が必要になること

私が国際結婚して金銭面でいちばんビックリしたことが、妻と結婚するために、『今までの貯金がすべて吹き飛んだこと』です!

国際結婚はお金がかかると聞いていましたが、まさかあそこまでとは…

婚姻関連で発生するお金は、大きく分けて次の2つをイメージしてください。

  • パートナーの親族関連のお金
  • 結婚式のお金

パートナーの親族関連のお金は、それなりにかかってきます。

結納金を支払ったり、日本へ招待したりなど、国際結婚ならではの出費が多いのです。

MAKO
とくにアジアでは、まだまだ結納金文化が残っていますよ!

また、国際結婚の場合には、結婚式を2回やることも多いです。

私と妻も、日本では本格的な結婚式を行い、中国では簡素な食事会形式の結婚式を挙げました。

メインは日本での結婚式で、ここには彼女の親族を5人、中国から呼びましたので、かなりまとまった出費になりました。

親族とのリレーションシップを図り、パートナーとの良好な信頼関係を構築するためにも、結婚関連の出費はケチらない方が良いと思います(笑

私が国際結婚したときにかかった費用総額をドドーンと後悔公開!

https://kokusaikekkon7.com/howmuch_inmarri/

国際結婚の場合、結婚式は2回挙げることがベストです!

https://kokusaikekkon7.com/inmarri_howed/

(2)結婚生活でも、国際結婚はお金がかかる

国際結婚して、金銭面で苦労することは、ふだんの生活も国際結婚はお金がかかること

結婚生活が始まっても、国際結婚の方がお金がかかる場面は多いです。

とくに、パートナーの方が初めて日本に来られるケースでは、来日当初、多くのお金がかかることは覚悟しておきましょう。

MAKO
一種のイニシャルコスト的な費用がかかるということです。

たとえば、日本語学校で日本語を勉強するための費用、自動車の運転免許証を取得するための費用、日本語を習得してアルバイトをするまでの生活費用などですね。

また、経常的に発生する一種のランニングコスト的な費用もあります。

  • ビザの取得・更新費用(主に行政書士費用)
  • 里帰り費用

外国人が日本に長期滞在するためにはビザ(在留資格)が必要で、この更新手続きが定期的に必要になるんですよ。

永住ビザへの変更や、帰化する場合には、自力でも手続きは可能なのですが、許可率を高めるために行政書士を利用することが一般的です。そうすると、行政書士への報酬も必要になりますね。


国際結婚をすると、里帰りの費用が家計を圧迫する


また、年に1回は、パートナーを母国に帰してあげた方がよいでしょう。

 

往復の交通費だけではなく、お土産代なども含めると、意外とバカにならない出費になります。


MAKO
私は中国なのでそこまででもありませんが、ヨーロッパへの里帰りなどは、かなり大きな出費になるようです。

国際結婚の里帰りについて、いろいろとまとめました!

https://kokusaikekkon7.com/visit-parents/

(3)将来の年金について知っておく

国際結婚して、金銭面で苦労することは、将来の年金受給額が少なくなるだろうということ

国際結婚をしたカップルの多くは、将来の生活に不安を抱えています。

将来どこの国で生活するのか、両親の面倒はだれが見るのか、そして『老後資金はどうするのか』などですね。

MAKO
老後資金、とりわけ将来の年金については、不安感を持つ国際結婚カップルが多いようです。

日本人同士の結婚の場合、基本的には生活ベースは日本ですし、年金も日本に支払い続けることになります。そうすると、ある程度老後資金について、予測しやすくなりますよね?

ところが、国際結婚になると、次のような年金の問題が生じてくるのです。

  1. パートナーが今まで年金を支払ってこなかった可能性
  2. 将来の生活基盤が日本以外になる可能性

①についてですが、外国人はビックリするくらい、国民年金保険料を納めていません。

パートナーが企業に勤めて、厚生年金に加入していなければ、国民年金を支払っていない(免除等含む)ことを覚悟したほうがよいでしょう。

一応、追納制度があるものの、追納制度を使って納付できるのは2年前までです。追納したとしても、受給できる年金額が大幅に増額される、ということはありません。

また、②についても知っておく必要があるでしょう。

将来、海外に居住する場合、外国人でも日本の年金を受け取ることができるのか?

また、あなたのパートナーの母国の社会保障制度はどうなっているのか?など。

日本人
ここまで考えておくのって、けっこう大変ですよね…

でも、ここまで考えておかないと、老後になって困ることになりかねません。

老後の資金をどうするのかについては、年金受給以外の手段も含めて、パートナーの方とよく話し合っておきましょう!

外国人の国民年金について、最低限知っておくべきことをまとめました!

https://kokusaikekkon7.com/kokuminnenkin/

外国人の国民年金免除等についてまとめています。

https://kokusaikekkon7.com/national_pension_exemption/

3.国際結婚して、夫婦関係で苦労すること

国際結婚して、夫婦関係で苦労すること

MAKO
ここでは、国際結婚して苦労するポイントを、夫婦関係という観点から3つご紹介します。

(1)将来のビジョンを一致させるのは難しい

国際結婚して、夫婦関係で苦労することは、将来のビジョンを一致させることがむずかしいこと

国際結婚のカップルが、将来のビジョンを完全に一致させ、共有することはとても難しいです。

どこの国で生活するのか、お互いの両親の面倒はだれが見るのか、永住ビザは取得するのか、帰化を視野に入れるべきか、子供はどのように育てるのか?

日本人同士の結婚に比べ、より多くの議論を重ねなければいけません。もちろん、完全に納得がいくことは少なく、お互いに我慢や妥協をせざるを得ない場面も多いでしょう。

MAKO
結婚前に将来ビジョンについてじっくり話しあうことが、国際結婚の成功の秘訣だと思います。

(2)やっぱり価値観は日本人と違います

国際結婚して、夫婦関係で苦労することは、やっぱり価値観が違うということ

いざ国際結婚の生活を始めると、パートナーを外国人として意識する瞬間はほとんどなくなります。

一人の人間として見ていますので、国籍を意識する瞬間は少ないですね。

それはそれでいいことなのでしょうが、外国人ということを完全に忘れて接すると、日本の常識が通用せずに『あれ?』と戸惑うことも多いです。

教育や文化は、そこに携わる人たちの、人格形成の一環を担う重要な要素ですよね。

日本と異なる教育を受けていたり、日本とは異なる文化圏で育ったりすれば、日本人と異なる価値観が育まれることは、極めて自然なことですし、当たり前なことなのです。

日本へ留学しに来る。または日本の企業で働く。

この様な経験を通じて、日本人のメンタリティを理解することは可能ですし、日本社会に溶け込んで生活できるようになる外国人も多いです。

それでもやっぱり外国人のメンタリティや価値観のベースは、彼らの母国のそれがベースであることを、忘れてはいけないでしょう。

MAKO
これを忘れてしまうと、夫婦げんかやトラブルにつながることもあります。

中国人は謝りません!これなんかは典型的な価値観の相違ですね!

https://kokusaikekkon7.com/china_dont_apologize/

(3)子供の教育方針について

国際結婚して、夫婦関係で苦労することは、子供の教育方針について

国際結婚において、子供の教育方針をどうするのかは、とても難しくてデリケートな問題です。

私も妻とは、子供の教育方針について頻繁に話し合います。

  • 家庭での言語教育をどのように行うべきか?
  • 外に出るようになった後、どのように言語能力を伸ばしていくか?
  • 日本と中国と、どちらの国の教育を受けさせるべきか?

国際結婚カップルの子供は、きちんと教育すれば、自然にバイリンガルへ成長する環境的下地が整っています。

また、日本では対応が遅れているSTEM教育(課題解決能力)を、海外移住することで受けさせるという選択肢もあります。

日本人カップルから生まれた子供よりも選択肢が多い分、子供への負担も大きくなります。

子供にとって、一番負担が少なく、将来の可能性を伸ばしてあげるために、夫婦間でのディスカッションが重要になります。

MAKO
ただ、なかなか意見が同じになるということは少ないでしょう。

4.国際結婚して、周囲の人との関係で苦労すること

国際結婚して、周囲の人との関係で苦労すること

MAKO
ここでは、国際結婚ならではの、人間関係の苦労をお伝えします!

(1)国際結婚は両親から反対されやすい

国際結婚して、周囲の人との関係で苦労することは、両親から国際結婚を反対されやすいこと

国際結婚は、あなたのご両親から反対されることが当たり前です。

MAKO
外国人に免疫がない方が多いですからね…
KEY
”その人”というより、”外国人”というカテゴリに対して、反対するご両親が多いですね。

事前に反対されることを覚悟しておかないと、ご両親との関係がギクシャクするだけでなく、パートナーとの関係まで悪化することもあり得ます。

ご両院からの反対は、しっかりと時間をかければ、解決できることが多いですよ。

結婚が決まってからいきなり報告するのではなく、ある程度時間がかかることを想定して、ご両親からの理解を得ていきましょう。

私も国際結婚を猛反対されました!でも、ちゃんと納得してくれましたよ。

https://kokusaikekkon7.com/inmarri_opp/

(2)パートナーの親族と文化が違う

国際結婚して、周囲の人との関係で苦労することは、パートナーの親族と価値観が大きく異なること

私は妻と日本で知り合いました。

妻は日本での生活が長いため、日本人のマインドを理解していますし、価値観も日本人に近い部分があります。

しかし、妻の親族は日本で生活したことがありません。

やはり、妻の親族と交流する場面では、価値観の相違からストレスを感じることも多いです。

とくに、日本に招待しておもてなしするときには、気を遣いますし、ストレスも溜まりますね…

アジア地域では、日本以上に親族との関係性が濃い国が多いですから、パートナーの親族との関係は、とても重要になりますよ。

MAKO
アジアの国の方と国際結婚するなら、覚悟しておいた方がよいでしょう。

(3)国際結婚の”馴れ初め(なれそめ)”を聞かれまくる!

国際結婚して、周囲の人との関係で苦労することは、すぐに国際結婚のなれそめを聞かれること

この記事の冒頭でもお話した内容ですね!

国際結婚していることが分かると、なぜか『どうやって奥様と知り合ったのですか?』という馴れ初めを聞かれることが、非常に多いんです。

『……エヘヘ、業者婚ですよ。お金払ってお見合しました!』

なんて言おうものなら、場が凍ることが分かっていますので、職場で知り合ったという無難なウソをつくわけです。

で、職場の人には、語学スクールで知り合ったとウソをつくんですよね。

そのうち、誰にどんなウソをついたのか、訳が分からなくなってきます(笑

(4)子供の人間関係

まだ私の子供は小学校に上がっていません。

ただ、小学校に上がるといろいろな問題が生じるであろうことは、容易に想像できます。

  • 子供自身の人間関係(先生やお友達)
  • 周囲のお子さんのご両親と、私たち国際結婚カップルの人間関係

教育環境の整備や、言語問題、アイデンティティの確立など、今のうちから対策しておく必要性を感じています。

5.国際結婚で苦労すること ~まとめ~

いかがでしたか?

国際結婚で苦労することは、日常生活面・金銭面・夫婦関係面・人間関係面の4つであることがご理解いただけたと思います。

もちろん、今回の苦労話は私の体験がベースになっていますので、これ以外の苦労もあると思います。かなりヘビーな苦労をされた人もいるでしょう。

でも、とても大切なことは、事前に準備をしたり、パートナーとコミュニケーションを取ったりすることで、ほとんどの苦労は軽減できるということです。

望んで苦労をしたいという稀有な人なら別ですが、ほとんどの人は、進んで苦労をしたいとは思わないでしょう。

ぜひ、今回の記事をベースに、どんな苦労をしそうなのか?そしてどうすれば、苦労を軽減できるのか?考えていただければと思います。

 

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

https://kokusaikekkon7.com/pros-cons-international-marriage/

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