国際結婚を考えるときに、言語の問題は切っても切り離すことができません。
おそらく、あなたも今、言語について考えて、悩んで、知りたいと思っているのでしょう。
まず最初に、あなたの心配事を取り除いておきますね(笑
絶対に外国語は必要かというと、じつはそうでもありません!
中国語は「您好(ニーハオ/こんにちは)」と「我爱你(ウォーアイニー/あなたを愛しています)」しか知りませんでしたね。
じゃあ、外国語なんて話せる必要は、まったくないのね~♪
スマホの音声翻訳を使えば、コミュニケーションは取れるよね!
…う~ん、そこまで割り切られると、困ってしまうのですが(笑
国際結婚における言語問題については、こうするべき!という明確な答えがあります。
今回の記事では、その考え方をお伝えしていきます。あなたの不安を取り除くとともに、将来のゴール地点をイメージできるようにしてもらえるとうれしいです。
1.国際結婚における英語/外国語の必要性
(1)国際結婚したら、生活する国の言語は話せる必要がある
国際結婚における最大の言語ルールは、「生活する国の言葉を話せること」!
これに尽きます!
もしも、あなたの国際結婚生活が日本を基盤にするのであれば、日本語さえ話せればOK!外国語は話せなくても、特に問題はないということです。
ただし、結婚生活がアメリカになるのなら、英語が話せなければならないということになります。
(2)日本で生活するなら、パートナーの日本語力は大切!
生活基盤となる国の言語が話せることは、パートナー選びにおいても重要なポイントです。
日本での生活を送るのであれば日本語は必須で、パートナーの日本語力は高ければ高い方がいいですね。
日本語力が低い方との結婚はおススメしません。日常会話はすんなり話せて、意思の疎通を図れる日本語力は、最低限必要でしょう。
もし、日本語力が高くない方と結婚してしまうと、いろいろと大変ですよ!
国際結婚をすると、行政手続きが日本人同士の結婚の倍くらいに膨れ上がります。
それをすべて日本人のあなたがやらなければならないことになります。
ご近所トラブルや、お子さんの学校行事もあなたが対応するんですよ。
先ほどのルールを守らない国際結婚は、その分だけ生活に綻び(ほころび)が出てくるということなんです。
もしもルールを一切無視すれば、国際結婚生活が破綻する可能性が高くなります。
あなたが言語の通じない見知らぬ土地で、1ヵ月間生活することをイメージしてください。
- 生活雑貨などの買い物はできそうですか?
- 道に迷ったとしても、冷静に対処できそうですか?
- 行政手続きはだれがどの段階までやってくれているのか、心配になりませんか?
話し相手はだれもいませんよ。
パートナーとその家族があなたを見て、何かを言っているようですけど、何を言ってるかわかりません。心理的効果で、悪口を言われているように感じるおまけつきです!
海外で外国人とお見合いして結婚、生活は日本というパターンがあります。
これは、お相手が日本語を話せないことがほとんどで、非常に離婚率が高いパターンです。ビザ目的の結婚のケースも多く、オススメはできません。
どうしても、海外でのお見合い結婚をするのであれば、せめて現地で日本語の勉強をしてもらい、日本語が話せるようになってから、日本に呼び寄せましょう。
(3)婚活中は、英語/外国語が話せたほうが有利?
国際結婚の婚活中は、外国語が話せたほうが間違いなく有利ですね。
たとえば、あなたが外国人のお相手を探しているときに、日本語が話せる方と、日本語が話せない方、どちらの方が安心できますか?
間違いなく日本語が話せる方の方が、安心できますよね?
その意味では、あなたもお相手の国の外国語を話せると、婚活を進めるうえでプラスの評価ポイントになるでしょう。
相手の国の言語でなくても、英語が話せるだけで十分だと思いますよ。
2.パートナー国の外国語は話せたほうが良い!
結婚当初は仕方がありませんが、いつまでたっても日本語しか話せないのは考え物です。
結婚生活が落ち着いたら、パートナーの国で使われる外国語も勉強し始めましょう。
パートナー国の外国語を勉強するべき理由は3つあります。
- パートナーのため
- パートナーの家族と自分のため
- 万が一のため
◆パートナーのため
1つ目のパートナーのためという内容から。
ちょっと想像してほしいんですが、あなたは英語が堪能だとします。外資系企業に勤めるパートナーは英語しか話せません。この状態で、ずーっと長いこと日本に住んでいくとしたら、どう思いますか?義両親が遊びに来て、ひたすら英語だけだったら、どう思いますか?
私なら、少し嫌な気分になりますね。
ちょっと甘えてるんじゃないの?郷に入れば郷に従ってよ!と思ってしまいます。
ひょっとしたら、パートナーと心がすれ違ってしまうかもしれませんよ?
◆パートナーの家族と自分のため
次に2つ目のパートナーの家族と自分のためについてです。
パートナーの家族とのコミュニケーションはとても大切です。
最初はパートナーという通訳を介したコミュニケーションでもいいですが、いつかは直接コミュニケーションが取れるようにするべきでしょう。
仕事で痛感していますが、通訳が入ると、こちらの気持ちを100%伝えることが難しくなるのです。一種のまた聞き状態になるので、通訳を介さないコミュニケーションの方が良いことは間違いありません。
また、お子さんが生まれてバイリンガル教育を施せば、パートナーの母国語も話せるようになる可能性が高いです。
ご家族でパートナーの母国に里帰りした時、あなただけその国の外国語を話せない時は…誰とも話せなくなって悲惨ですよ(笑
◆万が一のため
最後の万が一のため、についてですね。
国際結婚後、死ぬまで日本に居住を続ける可能性は、どれくらいあるでしょうか?
100%?いやいや、そんなことはないはずです。
パートナーの家族の介護が必要になったらどうですか?
お子さんが国籍を理由に学校でヒドいいじめにあったらどうでしょう?
経験したことがないような大災害で、生活基盤を失ったらどうしますか?
もしも、パートナーの国に移り住むなら、国際結婚における最大の言語ルール「生活する国の言葉は話せること」が、あなたの身に重くのしかかってきます。今のうちから、将来を見据えて行動した方が賢いといえるでしょう。
3.移住の可能性に向けて、英語と中国語の学習を
国際結婚をすると、日本だけではなくって世界に目が行くようになります。今までは考えたこともなかったようなことにも、興味がわくことだってあります。
その一つが海外移住ですね。
パートナーの母国に移住するという選択肢は、夫婦間で当たり前になっていきます。すると、それ以外の第三国に移住という考えも、さほど抵抗がなくなります。
私は、国際結婚の大きなメリットの一つは、移住に対する障壁が下がることだと思っています。
投資理論においては、リスクヘッジの観点から分散投資することが常識です。
日本以外に定住できる状況は、心理的にもずいぶんと余裕がでてくるはずです。
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4.国際結婚に英語/外国語は必要? ~まとめ~
いかがでしたか?国際結婚を考えるうえで、言語の問題は避けては通れないものです。
まずは、夫婦が2人とも、生活する国の言語を話せるようになることが、なにより重要です。
そのうえで、お互いの国の母語を話せるようにしていきましょうね!
そして最後に、英語または中国語が話せるようになると、一気に世界が広がると思います。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!