…ええ、たしかに結婚当初はそうかもしれません。でも、2~3ヵ月もすれば、やっぱり住む国や場所は気になってくるものですよ。
人間って環境の変化や、環境から来るストレスには弱い生き物でして。
国際結婚後にどこの国に住むのか?というのは、意外と重要なポイントなのです。
今、あなたは国際結婚を考えていると思いますが、結婚後はどこの国に住むのか?について、なるべく早めにパートナーとお話しした方が良いですよ。
というのも、母国ではない国に住む方からすると、やはり負担が大きく、感情的になることがあるためです。
そこでこの記事では、パートナーの方と会話がしやすいように、「国際結婚後にどこの国で生活するのか?」を議論する5つのポイントをまとめています。
このポイントに沿ってお話すれば、国際結婚後にどこの国で生活するのか、冷静に話し合えますし、具体的に将来ビジョンが見えてくるはずですよ!
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結婚する2人の要素から、国際結婚後に住む国を考える
ここでは、あなたとパートナーという、結婚当事者2人の状況から、国際結婚後に住む国について考えていきます。
住む国ポイント1 生活基盤(収入)
国際結婚後の生活を考えるうえで、非常に重要なのは「生活基盤(収入)」です。
この問題がクリアできなければ、国際結婚後の生活も成り立たなくなってしまいます。
とくに、移住を伴う国際結婚生活で、今まで会社勤めをしていた場合には、国際結婚後の収入源をどうするのか、課題を真剣に考えていく必要があります。
最も現実的な選択肢は、「現在、収入が多い人が、生活基盤を置いている国」で、しばらく国際結婚生活を送る、ということではないでしょうか。
もしも、フリーランスで仕事をしていたり、手に職があったりする場合には、国際結婚後に生活する国の選択肢が広がるでしょう。
ただし、この場合には、収入源だけではなく、ビザの問題も絡んできます。定住先国のビザ制度について、理解を深め、準備を進める必要がありますよ。
住む国ポイント2 言語
言語が通じないという環境は、非常に不安を感じますし、ストレスが溜まります。
国際結婚は、一般的な結婚よりも多くの手続きが必要です。
その時に、2人ともその国の言葉を話すことができないと、一人に大きな事務的負担がかかりますし、もう一人はできないことに対するストレスがかかります。
国際結婚をする上では、生活する国の言語を、2人とも話せる状態がベストです。別にネイティブレベルである必要はありません。日常会話レベルで良いですからね。
2人が共通して話せる言語の国で国際結婚生活を送る。この様な観点で、パートナーの方とお話してみてはいかがでしょうか?
関連記事:英語力も微妙なんだけど…国際結婚をするのに外国語は必要ですか?
住む国ポイント3 生活習慣・文化
生活する国の習慣や文化を知っている、というのは、国際結婚生活を送るうえで、とても大切な要素になります。
その国の習慣や文化として「どんな傾向があるのか?」ということだけでも知っておけば、余計なストレスを感じたり、必要のないトラブルに巻き込まれたりしなくなります。
もちろん、その国の文化や習慣を理解して、心の底から納得する必要はありません。
「お金を貸して=お金ちょうだい」という国だったり、決して謝罪をしない国だったり、色々な文化や習慣の国があります。これらをすべて納得するのは難しいでしょう。
でも、その文化や傾向を知らなければ、「借りたお金は返済するべきだ!」「悪いことをしたら謝らなければならない!」と日本の価値観で対応してしまいますよね。
最悪、トラブルに発展することもあるでしょう。
お互いが生活習慣や文化を、ある程度理解している国で生活するというのは、新婚生活を考える上で重要なポイントなのです。
2人の親族の要素から、国際結婚後に住む国を考える
ここでは、結婚当事者2人の親族の状況から、国際結婚後に住む国について考えていきます。
住む国ポイント4 親の介護
正直、国際結婚をする上で、かなりハードルになる部分ですね。
自分の親は、ほとんどの人にとってかけがえのない、大切な存在です。もしも、外国で生活するようになったら、頻繁にご両親と会うことは難しくなってしまいます。
そして、結婚後時間がたつにつれて、徐々にご両親は高齢になっていき、やがて「介護」の問題がまちがいなく生じるのです。
それでは、ここで問題を整理しましょう。
- 国をまたいで2組の両親がいる ☞簡単に海を渡って行き来は難しい
- 介護の問題はかならず生じる ☞どちらか1組の面倒しか見れない
まずは、あなたとパートナーにご兄弟がいるかが、問題解決のポイントになるでしょう。
この場合、ご兄弟を交えたディスカッションも必要になります。
また、定住する国以外の両親にも、なるべく会いに行こう、という提案は必須でしょう。
ただ、海外への里帰りは、スケジュール的にも費用的にも負担が小さくありません。里帰りについても、結婚前に話し合っておいた方が良いですよ。
なるべくみんなが笑顔で過ごせるように、色々な観点から話し合ってくださいね。
関連記事:国際結婚後の里帰りペースは年間どれくらい?帰省費用はいくら?
住む国ポイント5 子供の教育
もしも、これからお子様を生まれるのであれば、ぜひお子さんのことも考えて、国際結婚後に住む国のことも考えていきましょう。
国際結婚のメリットは、いくつかありますが、私が考える国際結婚の最大のメリットは、海外移住のハードルが下がることです。
日本に住むのか、それ以外の国に住むのか、という選択肢が広がるということですね。
複数の環境から選択できるという状況は、言語教育や文化教育という面で、お子さんの成長にポジティブな影響を与えるでしょう。
さて、国際結婚後に新婚生活をどこの国で過ごすのか?これは、あなたとパートナーを中心に考えればよいと思います。
ただ、その先のことも話し合う必要がありますし、その時には想像を膨らませて、お子さんの教育という観点を取り入れて、考えてみてはいかがでしょうか?
関連記事:国際結婚の7つのメリットとは?国際結婚すると人生が激変しますよ!
国際結婚後に住む国を考える5つのポイント~まとめ~
いかがでしたか?
国際結婚後に生活する国を決めるときに、どんなことを話し合えばよいのか、お分かりになりましたか?
5つの議論のポイントがありましたが、重要なことは優先順位をつけてしまうことです。
まずはあなたとパートナーの状況を優先して、住む国を決めていくと良いでしょう。
そのうえで、将来的にどうするのか?ご両親の介護や、お子さんの教育という観点から話し合っていくと、スムーズに議論が進むと思います。
話し合いでストレスが溜まりそうになったら、あまり考えすぎないで、結婚後の楽しい生活をイメージして、リラックスしてくださいね!
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!