国際結婚後、一体どこの国で生活することになるのかって、気になりますよね?
いえいえ、決してそんなことはないんです。
もちろん日本で生活することもありますが、海外で新婚生活を送る可能性も、十分あり得るんですよ。
国際結婚後にどこの国に住むのかについては、次の3パターンがあります。
- 国際結婚後も日本に住むというパターン
- 外国人パートナーの国に住むというパターン
- 国際結婚を機に第三国へ移住するというパターン
…いいえ。残念ながら、必ずしもそうとは限りません。
あなたの希望が叶うこともありますが、パートナーの状況や考え方によって、希望どおりにいかないケースも多いんです。
国際結婚してどこの国に住むのかは、以下の要因によって、ある程度決まっています。
- 外国人パートナーと知り合った場所・方法
- お互いの生活基盤や生活環境
この記事を読めば、あなたとパートナーの状況によって、国際結婚後にどこの国で生活する可能性が高いのかが、理解できるようになります。
パターン1.国際結婚後に住む国が日本になる
まずは、国際結婚をした後、住む国が日本になるというケースをご紹介します。
これが一番多いパターンではないかなぁと思います。
国際結婚後、住む国が日本になるのは、次のようなパターンのカップルが多いです。
- 日本人男性×外国人女性という国際結婚カップル
- 外国人が日本にある企業に勤めて生計を立てている
(1)「日本人男性×外国人女性」が国際結婚したケース
日本人男性と外国人女性が国際結婚した場合、住む国は日本になることが多いです。
日本人男性がビジネスマンだと、日本で生活する可能性がさらに高まるでしょう。
ビジネスマンの安定した地位を捨てて、見ず知らずの海外へ移住するのは、中々ハードルが高いですよね。ですから、国際結婚後も日本で生活を続けたいと考える日本人男性が、圧倒的に多くなるんです。
これに加えて、日本国内でお相手の外国人女性と知り合ったのであれば、ほぼ間違いなく、国際結婚後の生活は日本になると思います。
この場合には、外国人女性の生活基盤は、もともと日本であったケースが多いはずです。
国際結婚後に住む国が日本でも、それほど負担にはなりません。むしろ、他の国で住むことの方が、大変と感じるかも!?
日本での生活が長い外国人女性なら、「男性が働いて、生活費を稼ぐ」「だから日本に住む」という日本人男性の意見も、理解してもらいやすいでしょう。
ちょっと気を付けていただきたいのが、海外留学など、国外で外国人女性と知り合って、国際結婚する場合です。
このケースの外国人女性は、もともとの生活基盤が日本ではありません。
もし、「国際結婚後、どこに住みたい?」と外国人女性に聞いたら、「母国」と「日本」で意見が分かれるでしょう。
しかし「日本」と答えた場合でも、海外移住の大変さを理解していないケースもあるため、簡単に決断することは危険です。
日本語が話せないことがほとんどでしょうし、日本人の独特な感覚も理解が難しいと思います。その状況で、日本に移住してもらうのは、かなりリスクが高いのです。
国際結婚後、どこに住むのかについては、よく話し合った方が良いでしょう。
♥どこの国に住むのかを話し合うときには、この記事を参考にしてください
どこの国に結婚生活の基盤を置くのか、かならず話し合いましょうね!
(2)国際結婚した外国人が日本のオフィスに勤めるケース
国際結婚のお相手となる外国人が、日本国内にあるオフィスに努めている場合も、日本で交際結婚生活を送る可能性が高いです。
あなたも外国人パートナーも、お互い日本に生活基盤がありますからね。
国際結婚をしたからといって、特別な事情がない限り、日本で生活するのが当たり前だと言えます。
ただ、この場合には、注意しておくべきことがあります。
それは、将来的に住む国が海外に移る可能性が高いということです。
勤務先の企業が外国人パートナーの母国で、新規プロジェクを立ち上げるような場合、外国語が話せるという理由で、あなたのパートナーが現地リーダーを任されることがあります。
また、外資系企業に勤めている場合には、日本駐在が一時的ということも多いです。
- 現地プロジェクト立ち上げのため、海外転勤になる可能性?
- 一時的に日本に駐在しているという可能性?
日本オフィスで働く外国人との国際結婚は、結婚当初こそ日本に住む可能性が高いですが、将来的には海外に拠点を移す覚悟が必要なのです。
国際結婚をする前に、パートナーの方と将来設計について、話し合うようにしましょう。
これは、英会話スクールなどで語学講師を務める外国人も同じです。
語学教師は、一時的に日本で仕事をしているだけ、という外国人がとても多いです。
将来的には別の国に移住したり、母国に戻ったりすることを考えているかもしれません。
お付き合いされるのであれば、将来ビジョンについて、よく話し合っておきましょう!
海外移住のチャンスがある、というのは、国際結婚をするメリットの1つです。
それは紛れもなく事実なのですが、予期せぬ海外移住は、デメリットであることも、シッカリと認識しておくべきでしょう。
特に相手の国の言語が話せない、どんな国かもよくわからない、という場合には注意が必要ですよ。
移住先の環境に慣れずに、ストレスを一人で抱え込む、なんてことになりかねません。
最悪のケースとして、夫婦生活が破綻するリスクもあります。
国際結婚してどこに住むのか、普段から外国人パートナーと話し合っておきましょうね。
パターン2.国際結婚後に住む国が、外国人の母国になる
次に「国際結婚した後に住む国が、外国人の母国になるケース」をご紹介します。
あなたにとっては、海外移住ということになるパターンですね。
住む国が外国人パートナーの母国になるのは、次のようなケースが多いです。
- パートナーの出身国でパートナーと出会った
- 日本人男性×外国人女性という国際結婚カップル
(1)外国人とパートナーの国で出会って国際結婚したケース
外国人とパートナーの母国で出会ったケースでは、国際結婚後に住む国も、パートナーの国になる可能性が高いです。
例えばあなたが海外留学や、ワーキングホリデーで海外滞在中に、その国のパートナーと知り合ったようなケースですね。
外国人パートナーは、それまでごく普通に、自分の国で生活してきました。
あなたと知り合う前は、日本で生活するという発想すらなかった人がほとんどです。
お互いの希望を話し合うことは大切ですが、結果的には、結婚後に住む国は「パートナーの国」になると思います。
ただ、このパターンで知り合った場合には、日本人側が現地言語を話せて、現地の習慣にも馴染んでいることが多いので、さほど問題にはならないでしょう。
他にも、マッチングアプリを使って、海外在住の外国人と国際結婚することになった場合も、このケースに該当しますよ。この場合には、海外移住のリスクをよく考える必要があります。
(2)「日本人女性×外国人男性」が国際結婚したケース
日本人女性と外国人男性が国際結婚した場合にも、新婚後に住む国は、外国人男性の母国になる可能性が高いと言われています。
日本にあるオフィスに勤務しているのでない限り、外国人男性の母国に住むことが多くなります。
いくつかのパターンをご紹介しますね!
- 外国人の母国で知り合った ☞先程ご紹介した通り、海外移住です
- 日本で知り合った ☞彼の日本語スキルが低いと、海外移住の可能性
- マザコンの気がある ☞海外移住の可能性
②に関しては、ピンと来ないかもしれませんが、あなたに負担をかけたくない、という理由です。
日本で生活する場合、どうしても日本人のあなたに頼らざるを得ませんよね。
精神的にそれがつらいので、母国で生活したいという外国人男性が多いのです。
③については……まぁ、男性は基本的に、マザーコンプレックスですから(笑)
どうしても、母親の近くで生活したいという人が、多くなりますよね。
もし、海外移住するとなったら、大切なのはあなたのスキルと気持ちです。
- 最悪1人でも、その国でお金を稼ぐことができるか
- その国の言葉を、ビジネスレベルで扱うことはできるか
- その国の生活習慣や文化を、受け入れることができるか
この3つの要素に照らして、外国人男性の母国に住めそうか、よく考えてみましょう。
外国語は話せない、不安もいっぱい…そんな中で無理をすると、精神的に疲弊してしまい、国際結婚生活が破綻するリスクがあります。
また、よくあるのがDV気質の外国人男性と国際結婚してしまったが、言葉が話せなくて周囲のSOSを発信できないというケース。この場合、表現が適切どうか分かりませんが、「その国に軟禁されているような状態」になってしまいます。
国際結婚後に海外に住む可能性がある人は、スキルと気持ちの面で、きちんと準備を整えるようにしましょうね。
焦って国際結婚するのではなく、ゆっくりパートナーと話し合い、海外で生活を始める準備を進めることが重要です。
パターン3.国際結婚後に住む国が、第三国になる
最後に、国際結婚後に住む国が第三国になるパターンをご紹介します。
とはいうものの、国際結婚してすぐに縁もゆかりもない第三国に住むというのは、ほとんどありえないでしょう。
考えられるのは、次のようなパターンに限られるのではないでしょうか?
- 前々から第三国でのビジネスチャンスを狙っていた
- パートナーが第三国にコネクションを持っている
- 国際結婚をきっかけに、新しい環境に身を投じたい
第三国への移住は、生活基盤を第三国に移しても生活に支障が生じないだけの、相当な経済力が求められます。貯蓄もそうですし、継続的な収入という点でもそうですね。
近年、日本の大学を卒業して、そのまま外国で働く、という新卒の人が増えていますよね。
この様な話を聞くと、「意外と知らない土地でも、うまく生活できるんだ!」と、感じる人もいるかもしれません。
しかし、こんな大胆な行動は、一人だからこそできることです。
結婚を控えた人が、同じリスクを背負えるかと言えば難しいですし、そのタイミングで背負ってよいリスクではありません。
もちろん、国際結婚して時間が経ってからなら、第三国へ移り住むという選択肢は、普通にあり得ると思います。
ただ、国際結婚当初に第三国へ移住するのは、リスクが大きいですし、現実味も薄いですよね。
国際結婚後、住む国や場所はどこになる?~まとめ~
今回は、「国際結婚後にどこへ住むことになるのか?」について、ご紹介しました。
状況によって、住む国や場所が変わることが、ご理解いただけたのではないでしょうか?
ただ、今回の記事でご紹介した内容は、あくまでも「傾向」にすぎません。
この通りになることもあれば、ならないこともあるでしょう。
大切なことは、パートナーと国際結婚生活をどこの国でスタートするのかを、真剣に話し合って決定することです。
そして、海外移住の道を選ぶなら、現地で経済的に自立し、文化や慣習を理解できるだけの準備を整えてから、国際結婚するようにしてください。
♥パートナーと将来住む国について話し合いましょう!
具体的に住む国について話し合うなら、こちらの記事を参考にしてください。
- あなたは国際結婚後、どこの国に住むことを希望するのか?
- また、それはなぜなのか?
本記事が、それを考えるきっかけと、答えを導く参考になれれば幸いです。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!