私は中国人女性と国際結婚をしました。
もともと日本人の女性と結婚したのですがうまくいかず、外国人の女性と結婚したいと思ったのが、国際結婚のきっかけです。
今の時代、国際結婚をするための手段はたくさんありますから、国際結婚をすること自体のハードルは下がってきているでしょう。国際結婚をしたいのであれば、誰にでも国際結婚のチャンスはあると思います。
しかし、いざ国際結婚をしようと、国際結婚に関する包括的な情報を探しても、そのような情報は中々見つかりません。
そこで、私が国際結婚をしたいという人に役立つ情報を発信しよう! という考えから、このHPは生まれています。
とはいうものの、ブログという媒体での情報発信は、どうしても体系的な情報発信が難しくなりがちです。
個別の単発記事が溜まっていき、古い記事は徐々に埋もれていってしまいます。
そこで”まとめ記事”という形で、あなたが知りたい情報を時系列的に、そして体系的に学べるようにしてみました。
この記事を読み進め、リンクをたどっていただくことで、国際結婚に必要な知識や考え方を、体系的に身につけていただくことが可能になっていますよ。
1.国際結婚とは?
国際結婚とは、国籍が異なる男女が婚姻することをいいます。
ですから、A国人とB国人が日本で結婚しても、それは国際結婚ということになります。
ただし、日本国の統計においても、男女どちらかが日本人である場合を国際結婚とカウントしていますので、本HPにおいても、そのように考えていきます。
国際結婚をしたカップルは、日本で生活することも多いですが、海外に移住して、生活の場を移すこともあります。
特に、外国人男性×日本人女性という組み合わせの場合には、海外に移住するケースが多くなるでしょう。
ちなみに、国際結婚をする組み合わせとしては、日本人男性×外国人女性の方が、外国人男性×日本人女性の7倍ほど多いんですよ!
日本人男性×外国人女性のカップルは、生活基盤が日本になるケースが多いですね。
国際結婚の男女比率については、こちらの記事をお読みください。
2.国際結婚したいなら、国際結婚の傾向を知ろう!
(1)今後は国際結婚するカップルが増える?
華やかなイメージがある国際結婚。
国際結婚は2006年にピークを迎え、なんと新しく婚姻するカップルのうち、16組に1組が国際結婚カップルという時代でした。
しかし、近年は新しく結婚するカップルのうち、約30組に1組が国際結婚ですから、国際結婚は一時より減少傾向にあります。
とはいえ、この状況は決して悲観するものではありません。
今後は国際結婚割合はどうなるのか?ということですが、数年以内に増加傾向に転じることが予想されます。
理由としては、次の3つが考えられます。
- 外国人の受入政策
- 出会いの方法の多様化
- 国際結婚への興味
この中で、特に大きな要因は、『外国人の受入政策』です。
日本の労働人口減少による人手不足に伴い、外国人を積極的に受け入れるという政府政策が進められています。
単純労働者の部分ばかりクローズアップされていますが、政府が進めているのは、『高度人材も含めた外国人の受け入れ拡大』です。
ホワイトカラー職種の外国人が増えることで、日本人との国際結婚に発展するケースも珍しくなくなるでしょう。
国際結婚の今後のトレンド予測については、こちらの記事をご覧ください。
(2)国際結婚のお相手の国籍は?
では、国際結婚のお相手の国はどんなところが多いのでしょうか?
アジアの国々の方が多いのでしょうか? それともヨーロッパの方?
日本人男性と日本人女性で、お相手の国の傾向が違いますので、それぞれ確認してみましょう。
日本人男性が結婚するお相手の国ランキング
1位 中国(約35%)
2位 フィリピン(約24%)
3位 韓国・朝鮮(約12%)
アジアの国の方との国際結婚が非常に多いことが特徴です。
中国・フィリピン・韓国朝鮮の3国で、全体の7割を占める状況になっています。
タイまで含めた上位4ヵ国で、全体の約8割ですね。
なお、近年は、ベトナムとの国際結婚が非常に増えてきています。
日本人女性が結婚するお相手の国ランキング
1位 韓国・朝鮮(約26%)
2位 米国(約16%)
3位 中国(約12%)
日本人女性は、『その他』が圧倒的な1位です。
ということは、特定の国に偏った国際結婚をしていないことが、特徴としてあげられます。
この点は、日本人男性とは大きく傾向が異なる部分になります。
特定の国でいうと、『韓国・朝鮮』の割合が突飛して高いのですが、これは在日韓国人との結婚が含まれているためです。
純粋な意味での韓国・朝鮮との国際結婚数は、それほど多くないでしょう。
詳細な国際結婚の統計データを知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
(3)国際結婚をする人の年齢は?
国際結婚って聞くと、年の差カップルが多いというイメージがないでしょうか?
特に日本人男性が高齢で、外国人女性がとても若い、というイメージ。
実際のところどうなの?という疑問について、お答えいたします。
厚生労働省の人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計の概況」より
日本人同士の結婚に比べて、国際結婚の場合には、『日本人男性の婚姻年齢』が初婚・再婚ともに高いスコアであることが分かります。 初婚で8.2歳、再婚では12.4歳と、年齢差も大きくなっています。
逆に、日本人女性は、日本人同士の結婚でも国際結婚でも、婚姻年齢に大きな相違は見られず、年の差婚という傾向もありませんね。
注目してほしいのが日本人男性の『初婚年齢』です。アジアと欧米で、10歳もの初婚年齢のズレが生じていますよね?
欧米の方との初婚年齢は、日本人同士の初婚年齢とほとんど違いはありませんから、恋愛結婚であると思われます。
一方、アジアの場合には、恐らく国際結婚相談所を通じた業者婚が多いことが推測されます。必然的に年齢層が高くなり、年の差婚の割合が増えるわけですね。
業者婚ならアラフォーでも全く遅くなく、20・30代なら若手です(笑
3.国際結婚したいけど…国際結婚の離婚率は?
国際結婚に踏み切れない理由として、よく聞く質問ですね。
それでは、逆に私から質問させてください。
Q. 『離婚率』という用語を、あなたはどのような意味で用いていますか?
- どれくらいの割合のカップルが離婚しているのか?という意味
- 統計学上の離婚率という意味
結論からいうと、①については次のような数値になります。
- 日本人同士の結婚 ☞30.2%
- 夫婦どちらか外国人☞30.5%
日本人同士の結婚だろうと、国際結婚だろうと、約3件に1件のカップルが離婚しています。じつは、日本人同士の結婚とほとんど変わらないんですね。
その疑問については、次のブロックでご説明します。
国際結婚の離婚率が高いといわれる理由とは?
では、なぜ国際結婚の離婚率は高い!といわれているのでしょうか?
国際結婚の離婚率は、『特殊離婚率』という数値を算出する場合、高いスコアになります。
先ほども紹介しましたが、国際結婚は2006年にピークを迎え、その後は減少傾向です。
2006年に婚姻した国際結婚カップルが離婚する年度っていつでしょうか?
厚生労働省の発表によれば、離婚に至るまでの平均同居期間は『11.5年』です。
つまり、2006年に婚姻したカップルは、平均すると2017年~2018年に離婚する、ということになります。
では、2017年~2018年の『特殊離婚率』を算定すると…はたしてどうなるのでしょうか?
これが、よく言われる国際結婚離婚率70%の真実です。
国際結婚の離婚率に不安を感じるあなたへ!マスコミに踊らされないで!
https://kokusaikekkon7.com/to_divorce_rate/
国際結婚離婚率からみる相性の良い国と悪い国!
4.国際結婚したい人はまずこの記事を ~まとめ~
いかがでしたか?
この記事では、主に国際結婚の全体的な傾向について紹介しました。
- 国際結婚件数は2006年がピークで、減少傾向。この後は増加する?
- 日本人男性はアジア人女性と国際結婚が多い。日本人女性は傾向なし。
- アジア人女性と結婚する日本人男性は、年齢が高い場合が多い。
- 国際結婚が離婚しやすいというのはデタラメ。
国際結婚塾 第2回のテーマは、「外国人との出会い方」です。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!