中国人とお見合い結婚した男が、国際結婚相談所の実情をぶっちゃけます

私は今から数年前、国際結婚相談所というところで、外国人とお見合いできると知り、インターネットを活用して婚活をしました。

そんな私が国際結婚相談所に関して思うのは、

「国際結婚はできると思うよ。でも、、、危険も多い！」ということです。

関連記事：今さら聞けない！外国人と知り合う最終手段「国際結婚相談所」って？

私は現在、中国人の妻と国際結婚しており、大変幸せな生活を送っております。

ただ、このような素晴らしい女性と出会えたのは、運の要素も大きかったと感じるのです。

この記事では、私が国際結婚相談所を使って分かった実情を、率直にお伝えしていきます。

正直、ネガティブな内容が多いですから、そういうのが苦手な方は、ここでページをお閉じください。

なお、本記事の最後で触れますが、中には素晴らしい国際結婚相談所もあることは、最初に申し上げておきます。

国際結婚のお見合業者は、個人事業主です

(1)虚偽の広告

はい、これらは虚偽の広告で、真っ赤なウソです。

私は国際結婚相談所を10カ所以上回りましたが、ほとんどが「個人事業主」で、「１人」だけで運営していました。

運営者のご家族とバッタリ対面、なんてこともありました。

とまあ、「専任のカウンセラー」なんていませんし、「立派なオフィス」なんてありません。マンションの一室で１人だけの運営者、これが正しい。

別に個人事業主でも良いんですが、誇大広告をして集客することは、どうなんでしょうね？

この時点で、お客さんを騙しているわけですから、自分の質を吹聴して回ってるようなものだと思うんですけどね。

(2)男性相談員が７割、人格と常識に問題ありの人が多い！

男性相談員の第一印象

で、どんな人が、国際結婚相談所を運営しているのかって話。

全体の７割は、初老のおじいさんで、残りの3割はほとんどが女性です。男性の方は、大体65歳くらいの定年を迎えるかどうか、という人が多かったでしょうか。

見た目ですか？そうですねぇ、あまり清潔感はありませんでした。なんていうんでしょう、ちゃんとした格好はしてるんですけど…。

若い頃って、それなりに意識すれば、見た目はある程度整えることができるじゃないですか。

でも、年を取るにつれて、その人の人生経験だったり、考え方だったり、そういったものが、体からにじみ出るようになって、隠すことが段々とむずかしくなるんですよね。

国際結婚相談所の初老男性はどうかというと、「できれば関わり合いになりたくない」雰囲気をまとっている。これが私の第一印象です。

実際に会話してみて、その印象は正しかったなぁ、と思いましたね。

なぜなら彼らは、お客である私と、（表現は悪いですが）商品である外国人女性を、明らかに見下していましたから。特に、外国人蔑視については、ものすごく強く感じました。

言葉や態度の端々に、そういった感情ってにじみ出るんですよ。

ひょっとして、気づかれないと思ってるのかな？

あと、要領を得ない話を延々として、しれっと失礼なことを言ってくる人が多かったです。

失礼な発言については悪意はないのでしょうけど、でもそれって、ナチュラルに人とトラブルを起こすヤバイ人、ということですよね。

まぁ、私としては、見下されようが失礼なことを言われようが、きちんとしたサービスが受けられさえすれば、それで良かったんですが。

え？その外国人女性いないの？

HPに掲載されている飛びぬけて綺麗な外国人女性は、大体「実在していません」。

「え？実在していないって、どういうこと？」って思いますよね。

これは、綺麗な外国人女性の架空プロフィールをねつ造して公開して、男性会員の集客を行っている、ってことです。

プロフィール写真を画像検索にかけると、海外芸能人やネットアイドルの写真が使われていることもありますよ。

…肖像権大丈夫なんでしょうか？というより、名誉棄損レベルな気がするんですけど…。

ただ、当時の純真な私は、そんなこと知りませんから、あれこれと業者に聞くわけです。

あからさまに、実在しない女性の話題をはぐらかすんですよ。

そのうえ、別の外国人女性とのお見合いを、半ば強引に勧められます。

…会ったばかりで、私の何が分かるっていうんでしょうか？（笑）

そんなこと、これっぽっちも聞いてないし（笑）

まぁ、とにかく値段が高い方へ高い方へと、誘導してくるんですよね。

それでも食い下がると、「あなたの年齢と相手のスペックが釣り合っていない」などと失礼なことを口走りやがります…まぁ、それは本当なんですが（笑）

このような、美人外国人女性の偽プロフィール作成は、かなりの業者がやっています。業界内で流行っているマーケティング手法なんでしょうか？

まともなビジネス経験があり、普通の感覚を持っていれば、絶対にこんな手法は取りません。

非常識な発言、詐欺的な売り込み方、営業方法の未熟さ。失礼ながら、大体どのような人生を送ってこられて、どのような人格・スキルの方なのかを、勝手に想像していました。

このような業者は、ここでサヨナラでした。

この女性…別人でしょ？

私は関東在住なのですが、ある国際結婚業者は関西在住でした。

この業者とは一度も顔を合せなかったので、サヨナラの機会がなかったんですよ。結局、次のステージ、外国人女性とのスカイプお見合まで進んだんです。

メールでのやり取りが、客に対するそれではなく、上から目線というか、かなり不快な業者でした。明らかに非常識な人だったので、そこでサヨナラしておくべきだったのですが……

スカイプでお見合した女性は２人だったんですけど、そのうちの１人の外国人女性が、どうもHPのプロフィールと違うんですよ、色々と。

映像の質が悪く、画面からは断定できませんでしたが。会話を進めていくうちに、HPの外国人女性とは、間違いなく別人であると確信します。

おそらくHP情報と実際の女性の情報が、間違って紐づいていたのでしょう。

スカイプお見合い終了後に業者へそれを指摘すると、逆ギレされました（笑）

HPの管理もロクにできない業者って、どうなんでしょうかね？

しかも、彼らにとっては、（表現は大変悪いですが）一番大切な商品でしょ？

ちょっと信じられませんよね。

余談ではありますが、外国人女性のプロフィール年齢を更新できていない業者が多いんですよ。これらの業者は、ハッキリ言って論外です。

現地お見合いツアーでは、相手の女性が来てない！

スカイプお見合の結果、私はベトナムのホーチミンに向かうことになりました。

「…なんでこの展開で行くの？なにがあった？ｗ」と思われるかもしれませんが、その理由は、「国際結婚は両親から反対されて当たり前！最強説得法を伝授します！」に書いてあります。

…お見合い相手の方は、「英語＝日常会話レベル」って聞いてたんだけどなぁ。

仕方がないので、通訳さんに日本語で自己紹介をし、ベトナム語で伝えてもらいました。直接コミュニケーションが取れないのは、結構もどかしかったです。

さて、空港に到着したのが、かなり遅い時間帯でしたので、挨拶も早々に切り上げ、車を拾い、宿泊先のホテルへ向かいました。

ホテルに到着後、ずーっと感じていた疑問を、小さな声で聞いてみました。

ポカーンと口を開いて、2人で顔を見合わせてしまいました。

すぐに通訳さんが日本にいる業者に連絡してくれたんですが、「言った」「聞いてない」のケンカが始まってしまいました。

もうね、あり得ないですよ。。。

強引に婚約を迫られる大ピンチ到来！

ホーチミンからの帰国前日。

業者から正式に婚約するかどうか、という意思確認の電話がありました。

…前言撤回。意思確認というよりかは「とうぜん婚約するよね？」という半ば脅迫じみたニュアンスでした。

これにはさすがに頭に来てしまいまして。

だって、事前のスカイプお見合いでは、HPとは違う女性とお見合いをさせられるわ。わざわざホーチミンまで来たのに、お見合いするはずの女性はいないわ。

せめて謝罪から入りましょうよ、って思いませんか？

その上で、婚約までの時間をお取りしますので、ごゆっくりお考え下さい、というのが筋じゃないんでしょうか？

と、正論を言ったところで、社会不適合者にまともな日本語は通用しません。

…もちろん、その場で婚約はお断りしました。

お見合いした方は悪くないのですが、どうしてもプロフィールが当初のものと違った、ということで、信用しきれなかったんですよ。…完全にこの業者のせいですよね。

こんな人の世話になりたくない！って気持ちが、とにかく強かったなぁ。

帰国後、HPを確認すると、先程の外国人女性のプロフィールが、しれっと差し変わってましたよ（笑）

お断りをした後の、業者のリアクション

私はベトナムお見合いだけではなく、日本国内でのお見合いも何件かこなしました。

「お付き合いしましょう」と返事をしたのは、今の妻に対してだけですので、他の方にはお断りのお返事をしたことになります。

さて、業者にNOというと、反応が非常に悪いですね。メールで返信する場合には、ムシされるのが当たり前です。

で、その後、別の女性をアサインされるかどうかは、業者によります。

忘れたころに、突如連絡が来ることもあるのですが、その紹介を断ると、音沙汰がなくなることがほとんどでしたね。

(3)３割の女性相談員はどうなの？

さて、男性の国際結婚相談所の利用では、残念ながら、正直あまり良い思い出はありません。

では、女性の国際結婚相談所を利用したときはどうだったのでしょうか？

女性業者の良いところ

女性が運営する国際結婚相談所は、次のような傾向がありました。

最終的に、私が妻と知り合ったのも、日本人と国際結婚した中国人女性が運営する国際結婚相談所でした。

ただし、悪徳業者も紛れている

もちろん、女性が運営する国際結婚相談所にも、悪徳業者は紛れています。

ある国際結婚相談所は、国際結婚をしていない外国人女性が運営していましたが、ここは酷かったですね。

これは後から気が付いたのですが、HPの画像は、芸能人とネットアイドルの写真で溢れていました。この時点でOUTですよね。

でも、当時の私は知識も乏しく、その業者を通じて、お見合をしてしまいました。

お会いした女性は、恐らくサクラですね。だって、お見合30分で「美容院の予約があるから」って理由で帰りましたから（笑）

ちなみにその後、この業者から新しいお見合の打診があり、それに対して返信したのですが、まるで音沙汰なし。

半年後に「インターネットの調子が悪くって、連絡できずにスミマセン」という連絡があり、以前とは違う方とのお見合の打診がありました。

…半年間もインターネットの調子が悪いって、どういう環境で仕事しているんですか？

あ、ちなみにここは、お見合いの都度、料金が発生するシステムです。

個人の国際結婚相談所に、優良業者はいるのか？

はっきり言って、悪徳業者が多く存在し、非常識な運営者も多い業界ではありますが、中には優良な業者だっています。

簡単にいえば、これまでお伝えしてきた「非優良業者の特徴」を、シッカリ把握し、真逆の特徴を備えた業者を選ぶようにすれば良いのです。

ポイント１　国際結婚している人が運営している相談所

これは本当に重要なポイントです。

国際結婚していない人が、他人の幸せな国際結婚を実現できるはずがありません。

国際結婚には、日本人同士の結婚ではないような、苦労だってあるんです。

そういった経験がないまま、安易に国際結婚を勧めてくる業者は、利用するべきではないでしょう。私自身が国際結婚をしていますので、これに関しては断言できます。

関連記事：私が国際結婚で苦労した４つのこと！後悔しないために重要なことは？

ポイント２　最低限の礼儀とマナーがある相談所

これもとても重要なポイントです。

礼儀とサービスの質は比例します。人に対する気遣いができない人が、上質なサービスを提供できるはずがありません。

ちなみに、インターネットを利用すれば、実際に業者と会わないまま、お見合を進めることも可能ですが、絶対にやめましょう。

私はこれで酷い目に会いました。

業者とは必ず実際に会って、印象を確かめることが大切です！

ポイント３　HPの管理をきちんと行っている相談所

HPでの集客がメインであるのに、HPの管理がシッカリされていない業者はOUTです。

これらの業者は避けた方が良いでしょう。

特に２～３年以上前の情報を掲載し続けている業者は、まともなところではありません。

そんな昔の女性が、未だに国際結婚相談所へ登録し続けているはずありませんよ！

国際結婚相談所の費用感について、紹介している記事です。

https://kokusaikekkon7.com/chmarriage-agency-fee/

国際結婚相談所を利用した感想　～まとめ～

いかがでしたか？

今回は私が国際結婚相談所を利用して感じたことを、思ったまま書きなぐってみました。

もちろん、個人の感想ですから、同じことが起こっても、私とは違う感想を持つ人もいるでしょう。ただ、私のように感じる人がいることも事実なわけです。

国際結婚相談所を使うべきではない！とは思いませんが、積極的にオススメできないとも感じています。

まずは、マッチングアプリなど、別の手段を試してから、検討してはどうでしょうか？

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました！

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