外国人が欲しがる、配偶者ビザの2つのメリット!【ビザ目的結婚】

ビザ目的の結婚ってよく聞くけど、それって何?

 

国際結婚をする上で、ビザ目的の結婚については、かならず知っておく必要があります。

ビザ目的の結婚とは、配偶者ビザの取得と、その後の永住ビザの取得を目的とした国際結婚をいいます。

簡単にいえば、配偶者ビザを取得することで、外国人配偶者大きなメリットが2つほどあるからなのですが、これは後で詳しく解説していきます。


そもそも配偶者ビザって、どういうものなの?


ビザ目的の結婚ってよく聞くけど、何が目的なんだろ?


この記事では、なぜ外国人が配偶者ビザを欲しがるのかについて、解説していきますよ。

 

配偶者ビザ(=結婚ビザ)の正式な名前は、日本人の配偶者等です。

日本人の配偶者等は、日本人と結婚した人とその子供に与えられる在留資格(ビザ)です。

 

在留期間は6月、1年、3年、5年のいずれかが付与されます。

一般的には、最初に1年が付与され、更新時に問題なければ、3年が新たに付与されます。

 

日配とも呼ばれる在留資格ですが、これを欲しがる外国人女性は後を絶ちません。

しばしば、ビザ目当ての結婚も行われ、男性がその被害を訴えるケースも目につきます。

 

国際結婚を考える方は、これを読めばご自身が被害者になるリスクを軽減できます!

 

それでは、なぜ、一部の外国人女性は、配偶者ビザを欲しがるのか?

配偶者ビザを取得することによる2つのメリットとは何か?

その内容を説明していきましょう。

5秒でわかるページ概要

メリット1 就業の制限がほぼない

(1)どんな職業にも就くことができる

外国人が日本に滞在するためには、在留資格(ビザ)が必要です。



外国人は、ビザに記された活動以外を日本で行うことができません。

 

特に就労に関する制約は強く、職種の制約や、労働時間の制限などがあるのです。

 

この職種という部分ですが、通常のビザでは、風俗営業は一切認められていません。



ここでいう風俗営業とは、風俗営業法第2条に規定するものをいいます。

 

ちょっと意外なところでは、パチンコ店員なども禁止されています。



配偶者ビザの最大のメリットは、就労制限がないこと、特に風俗営業ができる点です。

発展途上国の女性からすると、母国の家族を養ったり、貧困から脱出するためには、先進国である日本で働くことは、とても魅力的なんです。

特に風俗営業は、短時間でまとまったお金を稼げますから、多くの方が興味を持つわけです。

日本は世界第三位の経済大国です。

実感はないかもしれませんが、発展途上国の国の方からすれば、まだまだ日本は稼げる国なのです。

そのように見られている点を、国際結婚する方は意識する必要があります。

(2)独立起業のハードルが低い

また、ある程度お金が手に入った後も、配偶者ビザはその力を発揮します。

通常、独立起業するためには、「経営・管理ビザ」が必要です。

ただ、このビザは、取得の要件が結構厳しいんですね。

ところが、配偶者ビザは、就労の制限がありませんので、なんと起業できてしまうんです!

普通に日本人が起業するのと、ほとんど同じ条件ですよ。

これも、配偶者ビザを取得する大きなメリットですね。

 

こうやってみると、配偶者ビザがとても魅力的なのが、お分かりいただけますよね。

日本で仕事をしてお金を稼ぎたいなら、配偶者ビザに限る!と考えられているんです。

 

メリット2 永住ビザに移行しやすい

永住ビザは、配偶者ビザの上位互換といって、問題ない在留資格です。

 

しかし、永住ビザは来日してすぐには申請することができません。

永住ビザの対象は、日本にある程度の期間、居住してきた外国人なのです。

 

永住ビザを取得するためには、原則として、日本に10年以上住む必要があります。

10年、ときくと、ずいぶん長い期間だと思いますよね?

 

しかし、日本人と結婚することで、この期間がなんと3年に短縮されるのです!

厳密にいうと、日本人の配偶者等を取得している必要はありません。

日本人と結婚していれば、永住の要件は3年に短縮されます。

 

永住ビザがどれだけ優れものかは、こちらの記事で紹介しています。

https://kokusaikekkon7.com/whateiju/

 

…しかし、10年が3年に短縮というのは、やっぱりすごいですよね。

これも、配偶者ビザのメリットといえるでしょう。

 

配偶者ビザのデメリット

配偶者ビザ最大のデメリットは、日本人配偶者と別れると、ビザの効力が切れることです。

この場合には、別のビザに切り替えるか、帰国をしなければならなくなります。

 

また、素行に問題があったりすると、在留期限の延長が許可されない場合があります。

この場合には、一定の出国準備期間を経て、帰国しなければなりません。

 

 

日本に働きに来た人にとって、このような事態は絶対に避けるべき事態です。

そこでどうするのかというと、最短期間で永住ビザへの切り替えを狙うんです。

 



永住ビザに切り替えれば、日本人配偶者との離別があっても問題ありません。

 

そして、在留期限は無期限ですから、延長手続きすらなくなります。

 

他にも、配偶者ビザより様々な点で優遇されます。


 

ん? 日本人配偶者との離別があってもーーー問題ない、だと?

 

そうです。そうなんです。

これがいわゆるビザ問題の行きつく先なんです。

 

もちろん、日本に来てすぐに失踪する花嫁さんも、一定数いますよ。

でも、永住許可と同時に離婚されることも、十分に考えられるのです。

 

よほど出逢いの段階で気を付けていなければ、これは防げないと思います。

特にお見合で国際結婚をしようとする方は、最大限の警戒をしてください!

 

 

まとめ

この記事のまとめ

発展途上国の女性からは、とても魅力的な配偶者ビザ!

  • 就労制限がない(風俗営業、独立起業)
  • 永住要件の緩和

本当に怖いのは、永住取得後の離婚

 

国の経済はだいぶ発展したと、人づてに聞いた。

 

たしかに学校もできたし、バスも通るようになった。

道も随分と舗装されたように思う。

でも、学校に通えるのだって、自由にバスに乗れるのだって、ごく限られた一部の人たちだけだ。

ましてや母子家庭で、しかも兄弟が5人もいる私のような家庭には関係がない。

父は5年前に、過労がたたって亡くなった。

まもなく母も体調を崩してしまい、いまだに療養中だ。

私は長女だから、弟や妹の面倒は、私が見なければならない。

 

正直、学校に行ける同級生をうらやましく思うことだってある。

勉強が嫌いなわけではない。

むしろ、新しい知識を習熟していくことは、向いているとさえ思っていた。

 

でも、私は今、学校に行く時間を、農作業にあてている。

農作業が終わったら、夕方からレストランで給仕の仕事が待っている。

「いつもたくさん働いて偉いねぇ」

レストランに向かう途中、仕事帰りの近所のおばさんに声をかけられた。

 

私は、声をかけてくれたおばさんに顔を向けて、頭を下げた。

ちゃんと、笑えたかな?

正直、うまく笑えた自信はなかった。

 

上手く笑えてなくて、嫌な気分にさせたらごめんなさい。

…でも、仕方がないじゃない?

だれも、助けて、くれないんだからーーー

 

…仕事、居住の面でものすごく大きなメリットがある配偶者ビザ。

日本人と結婚さえすれば取得できると聞いたら、この子はどうするでしょうか?

 

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました! 

 

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