国際線の航空券を通称名で買ったんだけど、それって問題なの?
外国人の通称名の登録が完了すると、日常生活のほとんどを通称名で過ごすことになると思います。
もちろん、日常生活を不自由なく過ごすための通称名ですから、基本的にはそれで問題ないのですが、気をつけなければいけないこともありますよ!というのが、今回のお話です。
通称名の記載ができない公的な身分証としては、次の2つが挙げられます。
- パスポート
- 在留カード
実は、国際線に搭乗する際には、通称名に関して気をつけなければいけないことが2つあるのです。
場合によっては、出国できなくなることもありますから、注意が必要ですよ。
通称名を登録して初めての里帰りのときには、この記事を参考にして、十分に気を付けてください!
その1.国際線航空チケット購入で通称名は使えない!
通称名を登録した外国人が、国際線の航空チケットを購入する際には、『搭乗者の名前』に気を付けてください!
国際線の航空チケットの搭乗者名は、パスポート名と同一の名称でなければいけないのです。
国際線の航空チケットは、通称名で購入してはいけません!!
もしも通称名で購入した場合、チェックインカウンターで引っかかってしまい、出国することができません。
チェックインカウンターでパスポートの提示を行いますが、航空チケットと照合して、本人確認を行っているのです。
パスポートのお名前と、航空チケットの搭乗者名が異なっていると、本人確認ができませんから、出国もできなくなります。
その2.通称名でマイレージクラブに入会すると…?
私はANAのクレジットカードを持っていたのですが、結婚を機に、私の妻にも家族カードを持ってもらおうと思いました。
登録の際、私は次のようなことを考えました。
- 外国名で登録すると、家族ではないと指摘されるかもしれない…
- 面倒くさいから、通称名で家族カードを作成した方が良いだろう!
これにより、妻のANAマイレージクラブの登録名も『通称名』になりました。
国際線のチケットは、『本名』で購入しますよね?
出入国はそのチケットを使えば何も問題は生じないのですが、『マイルを登録』しようとすると、不都合が生じるのです。
どんな不都合かというと、空港でチェックインする際に、『マイルの登録ができない』のです。
なぜならば、『チケット購入者 = マイレージクラブ入会者』という証明ができませんからね。
航空会社に連絡すれば、マイル登録が可能!
航空会社に問い合わせれば、個別に対応してもらえます。
私の場合は面倒くさいので、マイレージクラブの登録名も、通称名から中国名に変更してもらっちゃいました。
後で分かったことですが、外国人の本名で、世帯主と名字が違ったとしても、家族カードが登録できるケースもあるようです。
カード会社によって対応が異なるようですので、実際にカード会社に問い合わせてしまいましょう!
国際線航空チケットに通称名は使えない ~まとめ~
◆国際線チケットの購入は、外国人としての名前で行わなければいけない
☞通称名で購入すると、出入国不可
◆マイレージクラブの登録名が、通称名であるときには要注意
☞国際線利用時には、事後登録する
いかがでしたか?
とても便利な通称名ですが、あくまでも日本国内でしか効力がない点は、十分に注意したほうがよいでしょう。
特に通称名を使ってはいけない場面として、『国際線の航空チケット購入』については、覚えておくようにしましょう!
今回の注意点は、国際線チケットの購入に関する内容です。
国内線チケットの場合には、国内の移動になりますので、通称名が有効なのです。従って、航空券の購入も、通称名でおこなっても何ら問題にはなりませんよ!
https://kokusaikekkon7.com/re-entry_permit/
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!