

ただ、その前に「理想的な行政書士」とはどんな行政書士なのか、今一度確認しておきましょう。
理想的な行政書士については、すでにこちらの記事で十分に解説してきました。
まず、行政書士の力量は「ブラックボックス(法律で明文化されていない審査要素)をどれだけ可視化できるのか?」によって図れる、ということでしたよね。
そのうえで、簡単におさらいになりますが、理想的な行政書士を見分けるには、次の条件をみたした行政書士を探せばよかったのでした。
- リスクがある依頼は、理由を説明したうえで、条件が揃うまで引き受けない
- 引き受けた仕事は、達成率100%であるべき
あとは、この条件をみたした行政書士を、どのように見つけるのか?ということになります。それがこの記事の役割です。


1.あなたやパートナーの知り合いからの紹介は?
信頼できそうな行政書士を探すために、多くの人が利用するのが、”口コミ”ですよね。
特に、身近な知り合いの人からの口コミは、とっても安心できる判断材料だと思います。
知り合いに行政書士を探していることを相談すれば、永住ビザを○○事務所で取得できたからオススメ!とか、△△事務所は対応が良くなかったから、やめたほうが良いよ!といった情報が、簡単に集まることでしょう。
知り合いからの口コミや紹介は要注意!
ところが、あなたやパートナーの知人からの口コミって、じつは結構危ないんですよね。
なぜならば、知り合いがその事務所で永住ビザを取得できたことと、あなたがそこで永住ビザを取得できるかということは、まったく関連性がないからです。
知人は「自分が取得できた」ことを根拠に、その行政書士をオススメしてきます。
でも、その行政書士で「あなたが永住ビザを取得できるか」は、また別問題ですよね?
だって、年収や家族構成、交通違反歴など、永住ビザの審査項目に関する基本的なバックボーンがまったく違いますから。
もしも、知人がオススメしてきた行政書士が、実は永住ビザ審査に関するブラックボックス(明文化されていない審査基準)を可視化できない人だったらどうしますか?
知人の方が審査上、たまたま有利な条件がそろっていただけ、ということも十分に考えられますよね。
あなたとパートナーの状況によっては、その行政書士に依頼したことが原因で、不許可になってしまうかもしれません。
ひょっとしたら、実力がある別の行政書士に依頼すれば、永住ビザを取得できる可能性もあるんですよ?
知人や知り合いの口コミは、頼りにしすぎない方が賢明です。

しかも、知人からの紹介だと断りづらい
そして極めつけはコレ!
もしも、知人から行政書士の紹介を受けてしまうと、とっても断りづらくなります!
今後の人間関係を考えると、断るのってなかなか難易度高くないですか?(笑)

人間関係を大切にすることは良いことですが、それで高いお金まで支払って、1年近い時間を待機して、その結果が不許可処分では、元も子もありませんよね。…結局、知人との間柄も微妙になるでしょうし。


2.行政書士のウェブサイトで取得率や評判を調べよう
知人が頼れないのならば、自分の感覚を信じるほかありません。
一昔前なら、タウンページを開いて、自分の足で出向いて…なんて探し方だったのでしょうが、幸い今の時代はインターネットが発達し、無数の情報が溢れています。

(1)行政書士事務所のHPを回ってみよう!
今や、行政書士事務所が自社サイトを立ち上げていることも、珍しくなくなりましたよね。
むしろ、自社のウェブサイトは、有効な集客手段として認知されているように感じます。
大手の行政書士事務所さんは、こぞってオウンドメディアを構築して、SEO対策を施し、いかに上位表示をしようかを、日々模索していらっしゃいます。
HPを見ると、その行政書士事務所がどのような事務所なのか?どのような実績を持っている事務所なのか?概要がわかるはずですよ。
(2)行政書士事務所のHPを見るうえでの注意点 ~大切なのは取得率!~
ウェブサイトは、行政書士事務所にとって、大切な集客ツールの一つです。
ウェブサイトを構築する目的の一つは、お客様にコンタクトを取ってもらうことに他なりません。
ですから、自分の事務所を魅力的に見せるために、色々な手段を使ってきます。
- 料金がどこよりも安いよ!
- うちは歴史があるから安心できるよ、親身な事務所だよ!
- 不許可だったら、なんと全額返金しちゃうよ!
…賢明なあなたは、頭の中にこの記事の内容が、蘇ったのではないでしょうか?笑
そうです、ポイントはそこじゃなかったですよね。
行政書士を選ぶ際のポイント、大切なことなのでもう一回書いておきますよ!
- リスクがある依頼は、理由を説明したうえで、条件が揃うまで引き受けない
- 引き受けた仕事は、達成率100%であるべき
絶対にこのポイントを、ブレさせてはダメです。
本当にここが最重要ポイントですからねっ!
値段や親身さを気にするのは、依頼の達成率がほぼ100%であることを確認してからです。
優先順位をしっかりと整理したうえで、行政書士を探しましょう!


(3)信頼できそうな行政書士にコンタクト
メールでも電話でも良いのですが、信頼できそうな行政書士には、積極的にコンタクトを取りましょう。その後、細かい条件の聞き取りなどのために、そこからは直接的なやり取りが発生することになります。
さて、行政書士とコンタクトを取るうえでのポイントは、以下の3点です。
- 相見積もりであることを最初に伝えること
- 年間の請負件数と、それに対する解決件数を聞くこと
- あなたの相談が、不許可になるリスクはどれくらいかを尋ねること
この質問に対する返答について、あなたがどうお感じになったのか。それを検討したうえで、一番相性がよさそうな行政書士を選んでください。
①については、後々のトラブルを避ける意味と、行政書士さんの反応を見る意味があります。
②については、開示できないというところがあれば、依頼を避けるべきでしょう。また、開示されたとしても、許可率が90~95%以下の行政書士は避けましょう。
③に関しては、不許可リスクがない訳がありません。きちんと説明してくれる行政書士を選びましょうね。
とはいうものの、各質問に模範解答はありません。行政書士さんの対応も様々でしょう。
理想的な行政書士の条件と照らし合わせて、最終的に判断をするのはあなた自身です。

3.どうしても良い行政書士が見つからないときは…
さて、ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
最後まで読んでくださったあなたに、感謝の気持ちを込めて、私からささやかなプレゼントを用意させていただきました。
それは、ちょっと特別な行政書士さんのご紹介です。
次のようなお悩みがある方は、ぜひこの先も読み進めてくださいね。
- やっぱり良い行政書士を見つけることができない。
- 自分にピッタリの行政書士を探す自信がない。
- 今回だけじゃなく、一生頼れる行政書士を見つけたい。
- 超ハイスペックな行政書士に相談がしたい。
- 当HPがオススメする行政書士を紹介してほしい。

私が紹介する行政書士さんが、どのように特殊なのかということを、簡単に紹介しますね。
- 通常は得意ジャンルがありますが、その行政書士さんはすべての案件に対応可能です
- もちろん、依頼の達成率は100%です。アドバイスも超的確です

