私は生まれて30年以上、日本人としかお付き合いしたことがありませんでした。
そんな私が、なぜか今では中国人の女性と国際結婚をしています。
あらためて考えると、とても不思議ですね!
今回は、私が国際結婚しようと思った理由を、主に自分目線でしゃべる記事です。
そういうの引くわ。勘弁してちょ…という方は、そっとページをお閉じください(笑
この記事は、次のような方に、ぜひとも読んでいただきたい内容に仕上げました!
- 国際結婚に興味はあるけど、決心がつかないあなた
- 外国人と付き合っているけど、結婚となると不安を感じるあなた
こんなに緩~い理由で、国際結婚しても平気なんだよ!
そんなに重く考える必要はないんだよ!
私の妻は中国人です。
彼女は、私の2番目の妻、つまり再婚という形での結婚です。
初めての結婚相手は、11歳年下の日本人でした。
大学を卒業するまではとことん遊び倒した私。お付き合いも多かったです。
でも、そこから30歳までは仕事一筋で、その間の、女っ気はゼロ!
そろそろ結婚をと思い、付き合ったのが当時20歳、大学生の彼女でした。
その後、2年間ほど付き合い、無事に結婚してゴールインします。
ところが、ほどなくして、お互いの人生プランを巡って大バトル! 結果、元妻とは離婚しました。
そして、私はしばらくしてから、国際結婚により再婚したのです。
じつはそれまで、外国人と付き合ったことすらありませんでした。
国際結婚にも全く興味がありませんでしたしね。
というか、むしろ、外国人怖い!!!
そんな私が、どうして国際結婚をするのに踏み切ったのか?しかもお見合で。
この記事では、その理由をお伝えできればと思っています。
国際結婚を考えている方、迷っている方の参考になれば幸いです。
国際結婚した理由1 日本人の女性とは合わない…?
私がいきなり外国人と結婚した理由、それは『日本人女性と合わないと思った』から!
これが最大の理由です。
自分でも『なんで?』と思わなくもありませんが、実際そう思っちゃうと、なかなか後戻りできないんですよね…。
この先、女性の方は、“女性”と書いている部分を、”男性”と置き換えてお読みください。お伝えしたいニュアンスは、まったく変わりません。
大学を卒業するまでに、一番長くお付き合いした人との交際期間は、約1年間でした。
長いか短いか、でいえば、それほど長くはない方でしょう。
ちなみに、ほとんどの場合は3ヵ月くらいで破局してましたね。
その後、冒頭の女性が大学を卒業すると同時に結婚しました。
しかし、結婚生活わずか3年で、はやくも離婚。
色々とあり、心に深い傷を負いました…
離婚した後、もう一人だけ日本人とお付き合いをしました。
この方とはたったの半年で破局。
私も変わっていますが、彼女はもっと変人でした。変人同士はダメですね。
別れた原因は本当にいろいろです。
自分が至らないこともあれば、お相手にもう少し考えてよ!と言いたいこともありました。
ただ、35年間人生を生きて、たどり着いた一つの結論があったのです。
それは、おそらく私は日本人女性との相性が悪いんだろうということです。
日本人女性は、とか、外国人女性は、という区別がナンセンスなのは承知しています。
そのうえで、私は日本人女性と相性が悪いという結論に達したのです。
これは、あとでもう少し触れましょう。
その前に、そう結論を下した理由を書いておきたいと思います。
それは、別れに至る過程で、120%の確率で耳にした、ある言葉が原因です。
- 両親がこう言ったから!
- 友達はみんなそうしているから!
- お姉ちゃんにこうアドバイスされた!
(;´∀`)……
…おわかりいただけますか?
ぜ~んぶ、他人がこういったから!なんですよ。
この会話の虚しいところは、『キミの意見を聞かせて』って話しているのに、ムシされるだけではなく、彼女に都合のいい人の声に洗脳されていますから、結果として『他者の亡霊と会話』している状況だというところですね。
自分の意見がなかったり、自我が弱い人って、自分に都合のいい人の声を、自分の意見だと錯覚しちゃうんですよ。
他人の意見を、何もない空っぽの自分に投影して、その部分を埋めていくんですね。自己投影ならぬ、他者投影です。
こうして投影された他者の意見は、『動物の刷り込み習性』を見ればわかる通り、極めて強力な洗脳効果があります。
この時に、いくら正論を振りかざそうと、彼女の発言は、彼女自身の意見ではありませんから、会話は全くかみ合いません。
彼女と話をすればするほど、状況は深みにはまっていき、彼女の中での私の好感度序列がドンドンと下がっていきます(笑
彼女の中での序列が、『私 > 意見をいった人』の時はまだいいのですが、やがて『私 < 意見をいった人』となると、私は彼女の敵として認識されます。
この不毛なやり取りが、苦痛で仕方がなかったんですよ。
不思議でたまらなかったし、とても虚しくて寂しくて悔しい思いでした。
- どうして、自分の意見を持っていないのか?
- どうして、自分の言葉で語ろうとしないのか?
この原因について、私なりに考えて、ひねり出した答えがあります。
この問題には、日本の金太郎あめ教育が、少なからず影響していると感じるんですよ。
金太郎あめとは、どこを輪切りにしても同じ絵柄が出てくる長い飴のことです。
↓↓こんな感じのですね!昭和生まれにはなつかしいお菓子です(笑↓↓
定量的な知識を詰め込むことを目的にした、目的と手段が入れ替わった教育。
出る杭は打つべし!という没個性の大量生産教育。
ハンディキャップの人のクラスは設けるのに、ギフテッドのクラスは設けない矛盾。
表現は悪いですが、日本の教育現場では、昔の大量生産時代における「機械人間製造」の育成マニュアルを、いまだにありがたがって、使い続けているんですよね。
…そりゃあ、この環境下でアイデンティティを確立しろ!っていったって酷なことだし、至難の業でしょう。
日本人だから、という理由だけで、人に評価を下すのはナンセンスだと思います。
しかし、日本人はこういう傾向がある、と評価されることは当然だとも思います。
人が属する文化圏や教育のあり方は、人格や知性の形成に大きな影響を与えますから。
私にとって「日本の教育に疑問を持てない人」は、自分を持たない傾向がある人たちなのです。
根本的な価値観が違うので、ムリして一緒にいても、お互いに時間をロスするだけだから。
そういう人とは同じ人生を歩まない方がいいんだろうな、という結論になりました。
国際結婚した理由2 自分を持った人と結婚したい!
ーーー残りの人生を、一人で生きていくのかな?
そう思ったものの、私は結婚したくないわけではありませんでした。
むしろ、結婚願望は強いほうだったし、子供だってほしかった。
ただ、自分を持たない人との結婚だけは、したくなかったんです。
そんなある日、ふだんはめったに見ないTVの番組を付けていて、ふと目を奪われました。
それは、海外の家族に密着し、異国の生活スタイルにフォーカスして掘り下げよう、というドキュメント番組でした。
そこでは、子供たちが、楽しそうに学校で学んでいたんですね。
学校では、詰込教育ではなく、参加させて考えさせるアクティブラーニング教育が行われていました。
子供たちの笑顔は、学ぶ喜びにみちあふれていました。
◆ 日本型教育と海外のSTEM(ステム)教育
とりあえず丸いパン生地を作りなさい。チーズを載せなさい。シーフードをそろえなさい。社会に出てから、『ああ、私はシーフードピザを焼いていたんだ』と気づくのが日本型教育。
でも、海外では、『これからピザを作ります』から入るわけですね。
ピザを作る目的は?どんな食べ物で、どんな味がするのか?
先生『色々な味があるけど、あなたは何味のピザが食べたい?』
A君『ぼくはシーフード味!』
Bさん『私はトマト味!』
先生『はい、じゃあパーティ用に、実際に作ってみましょう!』
このように目的があって、その目的を解決する『課題解決能力』を育てるための、STEM教育というものが注目されています。
STEM教育とは、Science(科学)、Technology(技術)、 Engineering(工学)、 Mathematics(数学)を重視して論理的思考能力を育成する教育です。
アメリカ大統領のバラク・オバマ氏が、2020年までにSTEM教員を10万人育成することを打ち立て、多額の予算を投入したことで、大変注目を浴びた分野ですね。
アメリカ・中国・イスラエルといった国が、STEM先進国としての地位を固めています。
日本はかなり出遅れていましたが、最近になって、STEM教育を重視する方向に動き始めました。
注目に値するものとしては、経済産業省主導の『未来の教室』というSTEM教育プロジェクトがあります。興味がある方は、調べてみてください。
↓↓切り口こそ違いますが、本質は同じことを言っています。良書!↓↓
そして家族は大勢いて、当り前のように一緒の食卓を囲んでいるんです。
昔の日本のような、強い家族の絆を感じましたね。
本当に子供を大切にしているのが、画面越しにも伝わってきたんですよ。
番組中、インタビューに、きびきびとした口調で答える外国人を見て、ふと思ったんです。
そういえば、「外国人は自己主張が激しい」なんて言われてるよなぁ、と。
でも、自己主張が激しいんじゃなくて、自分を持っているってだけじゃないの?
日本人の多くが持ち合わせていない、アイデンティティを確立しているだけじゃないの?
自分を持っていない人からすると、それが気持ち悪いだけなんじゃないの?
そんな考えが頭をよぎったんです。
ああ、視野が狭かったな、と反省しました。
どうして、自分を持っていない人との結婚を辞めたからといって、結婚そのものを諦めるように思っていたのか、と。
人間なんて探せば、たくさんいるじゃないですか。
ーーー外国人。
そう、外国人なら、自分の考えを持っている人が多いかもしれない。
一人で生きていくという選択肢が、「国際結婚」に置き換わった瞬間でした。
海外移住して、外国人の嫁さんを探すか。
それとも、日本で、外国人のお嫁さんを見つけるか。
迷う時間すらなく、前者は却下(笑
さすがに移住する度胸はありませんでしたので、国内で探そうと思いました。
このように考えたのが、ある年度の4月です。
そして、次の年度中には、かならず国際結婚しようと、固く決意したのです。
両親に、来年末までに国際結婚するぞって言ったら、猛反対されましたけどね。
まぁ、その話は、また別の機会にでもーーー
https://kokusaikekkon7.com/inmarri_opp/
国際結婚をしようと行動した。その後…
秋が深まり、うっすらと肌寒くなりはじめる頃。
関東の山々では、色彩鮮やかな紅葉が、いよいよ本格的な見ごろをむかえる時期。
季節外れの台風が、日本列島を直撃して、例年よりも紅葉を楽しめる時間が短くなった日。
そんな秋の嵐が猛威を振るう日に、私は今の妻と挙式をしました。
本来は紅葉狩りが楽しめる、美しい寺院での神前式ーーー
残念ながら紅葉は散ってしまったけど、深紅の装飾が施された妻の赤ふきの白無垢姿は、普段一緒にいる私ですら、目を奪われてしまうほど美しかったのです。
それは、10月末のある日のこと。
私が国際結婚をしようと思ってから、ちょうど1年半後に迎えたフィナーレでした。
はじめは恨めしく思った台風ですが、むしろ結婚式を鮮明に記憶へと焼き付けるくれる、最高のアクセントになってくれましたね!
忘れようにも忘れられない深秋のある日、一組の国際結婚夫婦がひっそりと誕生したのです。
ここに来るまでは、本当に大変だったけど。
いろいろと悩んだり、苦労したりもしたけれど。
でも、私の判断は、間違っていませんでした。
国際結婚をして、本当によかった。
KEY愛してるよ~!